こんばんは、皆さん年末いかがお過ごしでしょうか?俺は今、12月原神に溶かしてきて進捗が0だった分をなんとか取り戻そうと、スマホで必死こいてブログを書いています。子供の頃はちゃんと夏休みの宿題を余裕持って終わらせるタイプだったのにどうしてこうなってしまったのでしょうか?
そんな計画性皆無の人間なので、年末記事も4選という中途半端な数字になってしまっていますが、その分魂の籠った選出になっているので見ていって頂けると幸いです。
●2022年アニメ4選
・CUE!
・佐々木と宮野
・時光代理人
・薔薇王の葬列
見事に全部冬アニメですね。ちゃんと10選記事書こうと意識して1年アニメを見てきたのは今年が初めてで、今年の3月頃は「まだ1/4なのにこんなに10本選出は過酷なのか…」と悩んでいたのですが、ただ冬に俺に刺さるアニメが固まっていただけだったみたいです。こう言う事もあるんですね。
では早速、それぞれの選出理由をちょい語りしていこうと思います。
●CUE!
好きな話しか無くて語る事多過ぎて困るんですが、声優パートやbirdは俺がわざわざ語らなくてもみんな印象に残ってると思うので、個人的に好きな6、16、19、23話の話をしようと思います。
6話 向かい風を捕まえて
これは初回は正直そんなに響かなかったんですけど、見返した時に凄い評価が上がった回ですね。この回では、まだwindチームの紹介もそんなにアニメでやってないうちから既にそこそこ関係の進んだチームの空気感で話を作っていて、そこにうまく馴染めずにアルスノ序盤みたいな一歩引いた視聴感になって居たんですよね。ただ、各キャラの性格と関係を把握してから見返すと朝アニメの日常回みたいなテンポで話が展開されて居ることに気付いてめちゃくちゃツボにハマりました。
windラジオ収録パートの神室さん、宮路さんは出番が増えた2クール目とはまた違った可愛さを出していましたし、迷い猫探しパートではそれが特に顕著だったと思います。彼女らの話にもっと触れたかったなと思えるフェイバリットストーリーです。
16話 二十歳になった私へ
CUE!のキャラ掘り下げ回の中でも特に好きな話です。AiRBLUEの中で一番芸歴の長い宮路さんの、他人に話しづらい、そもそもわざわざ向き合わなくても良さそうな悩みに、大事な所で背中を押しながら寄り添える美晴さんの優しさと、結果自分を肯定する事が出来るようになった宮路さんが印象的です。
特に、ラストに流れる雫の結晶の歌詞がこれなんですが、この回を完璧に表して居て本当にヤバいです。何回見ても大好きな話です。今年の単話1選があったら候補にノミネートしてます。
おいてかなくちゃ 今までの痛みを
もっともっと 幸せになる為に
「いいんだよ 連れておいで
その弱さも含めてあなただよ」
19話 3びきのこぶた
俺は丸山利恵さんの事がめちゃくちゃ好きなんですが、その一番のきっかけになったのがこの回です。丸山さんは厨二キャラはあるけど他チームと比べてリーダーとしての強みに欠けるキャラだと思って居たのですが全然そんな事はなく、よく周りが見えて気も効いてスケジュール管理が出来てみんなを動かす熱も持って居て、リーダーシップの塊みたいな人なんですよね。でもそれを普段は出さないので最後は本返しに行ったりクラン選したりしてバラバラに解散する、それがMoonの良さでチームの色である事がわかって、これまでの「なんかバラバラ」感あるチームが明るく描かれるラストがとても好きです。
23話 最終回
アフレコ回の話はしないと言いましたが、アフレコ回の話をしていいチケットが手元に一枚だけあったので助かりました。(このチケットの使い所は10、12話とも迷った)
こう、CUE!は声優アニメなので、やっぱりアフレコシーンで凄みを出さなきゃいけないって課題を常に持って居たと思うんですけど、アフレコ回はどれも常にその課題にしっかり向き合ってその回なりの答えを出して居たのが凄かったと思います。その中でも特に好きなのが23話です。
音響監督たちが「難しい役だ、彼女にこなす事が出来るか……」みたいな事を言ってる中で、丸山さんの厨二キャラを知ってる俺らは半分ニヤニヤ半分ドキドキしながら見て、やっぱり上手く行った時の予定調和的な楽しさと、演技の迫力に圧倒される感覚、両方味わう楽しさが確かにありました。最後の真ん中で写真を撮る丸山さんも大好きです。
またアニメの話とは逸れるのですが、丸山利恵さん役の立花日菜さん、4thでもパフォーマンスが本当に素晴らしく、個人的に推したい声優として今かなり来てるので、声優としても是非大成してほしいと思っております。
●佐々木と宮野
2022年最も多幸感溢れるアニメでした。
自分の好意に真っ直ぐで独占欲強めだけど相手のことを本当に大切に思って接する佐々木先輩。
「好き」が何かも分からない中で本気で相手の好意に向き合って自分の感情に答えを出していく宮野。
この2人だからこその物語だったし、優しく見えて要所で攻めてくる佐々木先輩や、それに本気で戸惑うみゃーちゃんの構図で無限に幸福感の波を作り出して居たし、告白の5話〜みゃーちゃんが好きを自覚するまでの10話は毎週絶叫止まりませんでした。間違いなく俺の2022年ベストアニメの1つです。
●時光代理人
最初は毎週のインパクトだけで2022年ベストアニメ候補にノミネートしてたんですけど、見返した時に初見時と同じくらいのインパクトを受けて、素直に負けたと思っての選出となります。
特に1話はマジで完璧で、理解の難しい能力の説明を軽く済ませて過去に飛ばし、何ができて何ができない(やっちゃいけない)のかをトキとヒカルのやり取りでキャラ説明も兼ねながら行って感動の解決パートに向かわせて最後にひっくり返す情緒のジェットコースターがヤバいです。その過程自体も後の話につながる布石とラストの伏線が散りばめられていて圧巻です。
●薔薇王の葬列
このアニメは俺の大好きなアニメでそれは間違い無いのですが、いざ感想を書こうと思うと何を一番に褒めればいいか少し悩みます。ただ一番はやはり、終始愛の話をして居たところにあると思います。俺がラブコメ好きなので、愛の話を軸に組み立てて居てくれたから受け止めやすかったのかなと言う個人的実感があります。
このアニメは、ほぼ全ての登場人物が自分なりの愛を持ってそれに基づいて動いて居て、ただその愛(エゴ)故に破滅していくドラマが悲しくもめちゃくちゃ面白いという印象です。
特に22、23話はめちゃくちゃ好きです。
22話は、依存し過ぎた愛故に死を選ぶバッキンガムと、依存して居たが守るべきものの為に生を選ぶリチャードとの悲しい対比とラストが一際悲しくも美しく素晴らしかったです。
23話は逆に、常に憎悪を向けられ続けて居た母親と、最後の別れを前に精神的な決着をつけて愛されたかった事を自覚する悲しくも静かに盛り上がる素晴らしい話です。
そして最終話は、強い愛を持ち一緒になりたいと言う気持ちもあるだろうに、常に一線を超えないようにしていたケイツビーが最後にリチャードを救うシーンは彼が報われたような気がして少し救われるような終わり方になって居て俺は好みです。
薔薇王の葬列は、積んでるヘンリー六世とリチャード三世原作を読んでから改めて感想をまとめたいと思っているので、来年は薔薇王記事をちゃんと書き上げるのを一つの目標にしたいと思います。
●おわりに
一年前書いた10選記事は、大晦日の日に思い立ってブログを開設し、年越し10分前に何とか書き上げ、「来年はちゃんと余裕を持って計画的に行動するぞ!」と誓ったのですが、その反省は見事に生かされませんでした。
また、本当は単話10選でいこうと思っていたんですが、単話で選ぼうと思うと何か選ぶための軸を持っておかないと難しく、挫折してしまったので来年はそちらでも今年の教訓を活かしたいですね。
年の瀬にオタクの雑ブログにここまでお付き合いいただきありがとうございました!では、良いお年を〜。