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アニメ感想日記

タイトル単位で選ぶ今年のアニメ10選 <1〜4位>

どうも、しにゃです


今年も「タイトル単位で選ぶ今年のアニメ10選」の時期がやってきたので、今年のアニメ10選の記事を書いていこうと思います。本当は書けるなら「話数単位で選ぶ今年のアニメ10選」で書きたかったのですが、話数単位となると自分を納得させる記事を書けるだけの準備をしてきたオタクにしか書けないものなので、今年はタイトル単位で今年のアニメを選んでいこうと思います。でも、来年は話数単位で書くつもりなのでよろしくお願いします。


第一位「やくならマグカップも/やくならマグカップも  二番釜」

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文句なしに2021年ダントツ1番に良いアニメでしたね。春クール、秋クール共に月曜日のリアタイ実況の時間は1番楽しい時間でした。

やくもは1期1話の時点で色々感じる物があり、もしやかなり面白いアニメなのでは?と思ってましたが予想を遥かに上回る真摯さを見せてくれたアニメだったと思います。


1期アニメ本編では、陶芸に初めて触れる主人公の姫乃ちゃんを中心に日常アニメ調に話が進みますが、原作ではあまり掘り下げられなかった、偉大な陶芸家を母に持つ娘についてで縦軸がしっかり通っていて、とても見ていてちょっとした事で一喜一憂して一々涙を流したり大喜びしたりしてました。

2期では、1期とは異なり各キャラが自分の陶芸と向き合う話が中心でしたが、十子先輩が本当に自分の作りたい作品があって、それを姫ちゃんに全力で背中押してもらって燃え盛るようなデザインのカッコいいデカい皿を作ってたのは本当に嬉しかったですね。くくりちゃんも、同じように喜んでましたがそこでちょっと姫ちゃんに嫉妬してるのも良かったですね。

その後の姫ちゃんが沢山マグカップ作る最後の方の話でもくくりちゃんはちょっと嫉妬してやる気を出してますが、2期のこういうガンガン周りを巻き込んで良い影響を与えあってる陶芸部の関係も見ていて心地良かったなって思います。


また、全体通して特に好きだった話として9話「たたいてのばしてひいてたす」があります。座布団を作るぞ!の話なのにチーズインハンバーグの作り方から始まって、そこから着想を得て一気に出来上がっていくワクワク感と爽快感が本当に見ていて楽しくて「こんなに面白いアニメがあるんだ」と素直に感動しましたね。ひょっとしたら話数単位で選ぶとこれが今年1番かもしれません。

実写パートのやくもの放課後も、僕はこれ見て陶芸楽しそう〜と思って陶芸しに行った所がかなりありますし、観光する際に役立つ名所巡りや買い物紹介もかなり助かりました。

総合的に見て今年一番のアニメはこれしかなかったなと断言できます。



第ニ位「RE-MAIN」


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今年一番熱かった水球アニメといっても過言では無い、マジで素晴らしいアニメでした。もし見てない人が居るならこんなブログでネタバレくらっちゃうのは本当に勿体無いので、今すぐ目瞑ってスクロールして読まずに飛ばして下さい、そして記事を読み終わったら引用リツイートでこのブログを褒めちぎった後にdアニメストアでRE-MAINを視聴する事をお薦めします。


このアニメについて、特徴を簡潔に表すなら「意外性のある王道」だと思います。意外性要素は、主にみなとくんの記憶周りの扱いについてですね。前世凄い選手だったし記憶なくした状態でも体が覚えてるとかで覚醒するんだろうと思ってましたが、そんな事は無く、でも持ち前の人当たりの良さでチームをまとめるムードメーカーのような存在になっていき、視聴者の心も掴んでいましたし、俺は毎週ニコニコアニメを視聴できていました。


なのに、唐突な展開でいきなり優しい明るいみなとっちが居なくなって昔の横暴なみなと(以下、明るいみなとは"みなとっち"、横暴なみなとは"みなと"、人物について話す時は"みなとくん"と呼称します)に人格がチェンジします。みなとっちが居なくなった事で、みちるちゃんが死んだ時のナナしゃんくらいショックを受け、8話の後は余韻で10分くらい唸り続けてました。

しかし辛い話はここまでで、9〜10話でみなとと周りの人間の関係がどんどん改善していって全てが良い方向に向かい始める所は本当に好きで、そのきっかけになったのがみなとっちが遺したテープっていうのが本当に素晴らしくて、これも素晴らし過ぎて視聴が余韻で唸り続けてました。

特に10話ラストの試合前日夜のシーンで、

妹「お兄ちゃん、やっぱり試合見に行って良い?」

みなと「………、好きにすれば」

と、そのすぐ後の「うーし、やったるど!」は演出良すぎ大賞2021です。


「意外性と王道」の王道要素は、チームメンバーの問題解決ですね。どのキャラクターもちゃんと終盤の展開にマッチするようにフラグが収束していって、終盤にさらに話を盛り上げるのに使われていて王道な話の作り方ぢだったと思いますが、その中でも特に好きなのが牛窓くんの扱いです。

決勝で一点も取れずにラストプレーを迎えた中で、以前は仲間の誰も信じてなかったみなとが、チームでも一番動きの悪い牛窓くんにパスを回し、みなとっちと考えたシュート法でブザービーターをする。このアニメの全てを象徴していたと思います。


https://twitter.com/shinya_yryr/status/1445732776150327303?s=21


REMAINとは、残る、踏みとどまる、居残る等の意味がある単語で、サッカーで言うオフサイド的な反則をし示す単語ですが、このアニメはさまざまな事情でリメインした人達の時間が動き出すアニメだったんだと思います。

そうした要素を序、中盤ではあまり意識させずに丁寧に伏線を撒き、終盤にみなとっちの消失から一気に収束させて美しく完結させたRE-MAINという作品の手腕は群を抜いており、間違いなく今季TOPクラスの作品として評価しておくべき素晴らしいアニメだと断言しますし、自分にとって大事なアニメの一つです。



第三位「吸血鬼すぐ死ぬ」


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今年1番笑ったアニメは間違いなくこれです。なんなら今後、人生で1番笑ったアニメランキングTOP3から外れる事が無いとも思えるくらい凄いアニメでした。

思えば10月、吸血鬼すぐ死ぬ2話を初めて見た時の衝撃は凄まじく、cv.大塚明夫の全裸マントで局部にゼラニウムを生やしたゼンラニウムというキャラが出てきた時点で俺は負けていたんだと思います。その後も吸血鬼へんな動物、吸血鬼Y談おじさん、吸血鬼野球拳大好き等のキャラでなんでもありな世界を拡張して毎週馬鹿な笑いを沢山提供してくれました。

またopの出来もかなり良く、曲も映像も全編通して世界観にあった妥協のない完璧な仕上がりです。個人的には、ダブル主人公のドラルクとロナルドを表した足がタイトルロゴから飛び出してくる所が特に好きです。とにかくバカで沢山笑えてテンポも良い、シンプルに楽しくて素晴らしいアニメでした。


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第四位「かげきしょうじょ!!」


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かげきしょうじょ!!は作画、演出、キャスティング、全てが高水準の2021年を代表する一作と言っても過言では無い作品でしたね。

宝塚のスター候補生としての厳しい世界を描いたアニメで、みんな周りはライバル同士、同学年でも年齢にバラツキがあって最初は少しギスギスしてましたけど、このアニメではそういった環境でも仲良く切磋琢磨できる関係性を描いていて、そういうのが大好きな僕には凄く楽しいアニメでした。


話数単位で選ぶ今年のアニメとしては、5話と8話が特に好きな話です。

5話では、自分に自信のない山田彩子が自分の強みを自覚して自信を持つまでの話で、贔屓してくれてる先生や姉の優しさに触れて立ち直っていくまでの流れを先生に描いてズブズブに感情移入させられてしまいました。そして最後は山田彩子の独唱でビシッと〆て、この為のcv.佐々木李子か〜〜〜と無限に頷いておりました。

8話は、結構ツンツンしたキャラだなって印象のあった星野薫さんの、地元での下積みや家の事情を切ない青春ラブストーリー中心に組み立てていて、あれだけの情報量を1話にしっかり纏めるのすげ〜ってなりました。青春ラブストーリーの雰囲気も凄く好みで薫さんへの理解も一気に進んで、とてもいい話だったと思います。